理数科1年生SSH基礎「試行錯誤実験」「仮説実験」
1年生のSSHの授業では、6月9日に試行錯誤実験、6月16日に仮説実験が行われました。
試行錯誤実験は、この実験の目的は、何かを研究する上で、試行錯誤の必要性を実感してもらうことです。各グループに「ピンポン球がなるべく長い時間転がる構造物を画用紙で作成せよ」という課題を与え、班内でアイディアを出し合って、制限時間内に作成して、競い合いました。
班ごとに様々な工夫をこらし、ユニークな発想も飛び出しましたが、各班1時間という制限時間内に作り上げることに悪戦苦闘。なかなか試行錯誤して、改良するところまで至らなかった班が多かったようです。各班2度のチャレンジで良かった方を記録としました。
記 録
1位 5組10班(記録23″16)
2位 5組8班(記録23″00)
3位 6組10班(記録17″62)
仮説実験は、班で仮説をたて、その仮説が正しいか実験してみる、というものです。まだ物理で習っていない振り子の実験に取り組みました。単振動の振り子の周期(一往復する時間)を決める条件が何であるか、おもり(5円玉)の数? ひもの長さ? はじめのおもりの高さ? いろいろな仮説が出された後、実験開始。その結果は意外にも・・・・。
研究する上では、仮説をたてることが非常に大切です。根拠のある仮説をたてることが、その研究の行方をほぼ決めると言って良いほどです。この経験を是非来年の課題研究に活かして欲しいものです。